セレストロン(CELESTRON)の2016年モデルのオムニの最新シリーズ、Omni XLT AZシリーズの機能を深堀していきます。アームのポジション変更機能、ウォームギアやスリップクラッチ機能について書いて紹介していきます。
- オムニの最新シリーズ、Omni XLT AZのウォームギアについて
- オムニの最新シリーズ、Omni XLT AZのスリップクラッチについて
- オムニの最新シリーズ、Omni XLT AZのアームの位置変更
- オムニの最新シリーズ、Omni XLT AZで撮影した天体写真
1.オムニの最新シリーズ、Omni XLT AZのウォームギアについて
Omniのフォーム式マウントはウォームギアを使用しています。スムーズに天体を追跡と地上観測が出来ます。
ウォームギアについて
天体望遠鏡ではよく用いられるウォームギアですが実はこんな効果があります。

出展;https://www.cameraconcepts
メリット①
微調節が可能。ウォームギアによりますが、10:1から100:1ぐらいの割合で動きます。
感覚的には、ノブを何回もぐるぐる回しても、鏡筒は少ししか動かないって感じです。
これによりより精確にターゲットを補足できます。
メリット②
バッククラッシュを小さくできる。天体撮影にはこのバッククラッシュは天敵です。どうしてもギア同士の間に遊び(ある程度のスペース)がないとスムーズに動きません。しかしこのスペースのせいで微動ながらブレが生じます。
ウォームギアは構造上、このギア同士のスペースが小さくなっていて、ブレが生じにくくなっています。
通常のギアはこのうような構造になっているので、スペースができるのは構造上避けられないですね。
2.オムニの最新シリーズ、Omni XLT AZのスリップクラッチについて
簡単な構造ですが意外と優れた機能です。スリップクラッチとは、ある程度より強い力がかかると、ギアを傷めない為にクラッチがはずれるちょっと特殊な構造です。エンジンとか電気式ドリルとかでよく見かける構造です。
この天体望遠鏡の場合は、鏡筒を手でもって素早く動かすことが出来ますが、この時はクラッチが外れて滑るってスムーズに動きます。
こんな感じで直接鏡筒を手で持って大まかな場所を決めてください。
その後は微動ハンドルがくるくるまわして位置の微調節を行います。
3.オムニの最新シリーズの最大特徴・アームの取り替え
アームの取り替え(ネガティブアングルに対応)
マウントのアームは取り外し可能でアームの位置を変更することが出来ます。天頂や地上の観測など用途に応じてアームの位置を変えれます。
この機能が新モデルのオムニ(omni1)の最大のストロングポイントではないでしょうか。地上観測にも対応できるように、鏡筒を水平方向より下に向けれるようになりました。
これでビルの上や山の上から下の方向の観測が可能になります。これで劇的に観測の幅が広がります。
4.オムニの最新シリーズ、Omni XLT AZで撮影した天体写真
Omni XLT AZは天体観測を使用用途のメインに考えている方が多いと思いきや、作例がたくさんUPされています。
Omni XLT AZ 130とCelestron 94123 1.25-Inch UHC/LPR と併用しています。
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